まだまだ厳しいlgbtの現状

 LGBTにとって、パートナーを探すのは非常に難しい問題です。今では徐々に認知度が高まってきたとはいえ、まだまだ抵抗を持つ人は少なくありません。そのため闇雲にパートナー探しを行っても、結果的に自分が傷ついてしまう結果になりかねないこともあります。そのような事態を避けるために、まずはLGBTにとってどのような出会いの選択肢があるのかを知っておくと良いでしょう。

LGBTの出会いの選択肢

 多いのが出会い系のインターネットサイトです。一時期は出会い系というと悪いイメージを持つ人も多かったのですが、そのようなイメージを払拭すべく、様々な対策が行われています。特にLGBT向けの出会い系サイトはデリケートな部分が多いため、多くのサイトで完全匿名で利用することができるのが特徴です。

 また一般的な出会い系サイトよりも目的に合わせて細かく検索できるのも特徴で、レズビアンからゲイ、バイセクシャルやトランスジェンダーと言ったそれぞれの人が気兼ねなく利用できるように対策されています。例えば一部のサイトではサイト内掲示板などを細かく分割していたり、サイト自体を分割し、特定のLGBTの人だけが利用できるようにしているところもあります。ただし冷やかしなどを防ぐべく、最初に身分証の提示をサイトにしなければならないところもあります。

 次に挙げられるのが相談所です。これは結婚相談所のように自身のセクシャリティとマッチする人を紹介してくれるところで、相談員に直接相談しながらパートナー探しを行えるのが特徴です。出会い系サイトに抵抗のある人や、そもそもインターネットを利用できない人も相談所であれば抵抗なく利用することが可能です。また出会い系サイトに比べると主催するイベントの数も多く、様々な人と交流ができるのも魅力です。

 このように大きく分けて二つの方法でパートナーを探すことが可能ですが、注意点も存在します。まず挙げられるのが料金に関する点で、一般向けのサイトや結婚相談所に比べると、ニーズはあっても利用者は少ないため、利用料金が高めに設定されていることがあります。サイトの方は月額制となっているところが多いですが、相談所はイベントの都度費用が必要となることもあるため、事前にどの程度の費用が必要なのか確認し、複数の相談所を比較検討するのも一つの手です。

 どちらの方法もメリット及びデメリットが存在するため、それを踏まえた上で方法を駆使し、パートナー探しを行うことをおすすめします。