同性カップルの同棲生活を満足できるものにしていくには、事前の準備がとても重要です。何もしないまま同棲をスタートさせると、つまらないことで喧嘩したり神経質になってしまったりと良いことがありません。
せっかく同棲するなら、幸せな毎日を過ごしたいもの。そこでこれから一緒に暮らすことを考えている同性カップルのために、役立つ知識を紹介していきます。
どんなことに気をつければ良いのか?なぜ気を付ける必要があるのか?
分かりやすく触れていくので、ぜひ参考にしてください。
生活費・家事の負担割合について決めておく
同性カップルが一緒に暮らすなら、生活費・家事の負担割合について早めに決めておくと良いでしょう。なぜなのか?
それは同性カップルの場合、異性のカップルに比べより対等な関係を求める傾向が見られるからです。
異性のカップルの場合だと、性差によるあれが苦手・これが得意といった違いが少なからず発生します。
そのため生活費・家事の負担割合に違いがあっても、ある程度は仕方ないと互いに思える理由が存在します。
しかし同性カップルの場合は、性差による違いが発生しません。そのため生活費や家事の負担割合に違いがあった場合、互いに対し大きな不満を抱くきっかけになるのです。
同性カップルが仲良く一緒に暮らすには、生活費・家事の負担割合をなるべく対等に保つ必要があります。誰が何をどのくらい負担していくのか?しっかり決めてから同棲をスタートさせましょう。
相手のプライバシーに配慮しよう
同棲するからこそより意識していきたいのが、相手のプライバシーに対する配慮です。一緒に過ごす時間が長くなると、相手に対する気遣いがどうしても希薄になっていきます。
たとえば・・・
- 人のものには触らない・勝手に移動させない
- 相手の物を借りるときには、必ず許可を取る
- 相手の部屋に勝手に入らない
など、同棲前なら当たり前にできていたであろうことができなくなっていくのです。
誰にでも見せたくない・触らせたくない部分は存在するもの。相手のプライバシーに配慮できないようなら、同棲解消になる日も近いかもしれません。
特に同性同士は互いの距離が近いため、相手のプライバシーを侵害しやすい傾向が見られます。相手は相手・自分は自分、異なる人間であることを忘れないようにしましょう。
1人の時間を作る
どんなに仲の良い2人であっても、必ず1人の時間を作ることをおすすめします!というのもいつも一緒にいると相手の欠点が見えやすくなり、トラブルが生まれるからです。
別々に暮らしているときでも、相手の欠点に気付くことはあったはず。同棲するとその2倍は気づく機会が増えると考えましょう。
同棲する前なら気にならなかったようなことでも、同棲後は許せなくなる可能性があります。そんな事態を防ぐため、1人の時間をあえて作ることが重要となるのです。
1人でゆったり過ごせるスペースが家の中にありますか?
相手にイライラしたときに、逃げ込める避難所を外に用意してありますか?
1人の時間を過ごすことで、同棲したカップルならではのストレスが解消されます。
2人の将来についてよく話し合う
同性カップルには、さまざまな悩み・不安が存在します。悩み・不安が解消されない・改善策が提示されていない状況で同棲をスタートさせれば、さまざまなトラブルが発生する恐れがあるでしょう。
同性カップルが抱えやすい悩み・不安として、たとえば・・・
- 同性婚が許されていない日本で、2人でどのように生きていくのか?
- もし将来的に別れるとして、どう決着させるのか?
- 子供を持ちたいという考えはあるのか?
- 互いの財産の管理は、どのようにしていくのか?
などなど、考えていく必要がある事柄がいくつも存在します。異性カップルのように交際・結婚・出産・老後の生活といった、分かりやすい人生設計を築くことが困難だからです。
これらの悩み・不安をそのまま放置し同棲をスタートさせれば、大きなトラブルを目の前にしたとき立ち向かえないかもしれません。
同棲後、2人でどのような生き方を選択していくのか?時間をかけ話し合っていくことが重要です。
互いのことを真剣に考えるからこそ時間が必要
好きな人ができると今すぐにでも一緒に暮らしたい・・・
そんな気持ちを多くの人が抱くものです。ただ互いについて真剣に考えるからこそ、時間が必要と言えます。なぜなら同棲後には同棲前にはなかったような、悩み・心配事・トラブルを抱えることがあるからです。
生活が変化すれば、互いの関係も変わっていきます。「何があっても2人の関係は変わらない!」と考えるのは、あまりに無謀と言えるでしょう。
ある程度の覚悟を決めること、そして互いのこれからについて話し合うことによってさまざまなトラブルの回避へとつながります。
ぜひ互いが納得できるまで話し合い、幸せな同棲生活をスタートさせてください。