2023年7月AAAのメンバー與真司郎(あたえ しんじろう)さんが、自身が同性愛者であることをファンイベントで明かしました。そこにはさまざまな思いがあったとのこと。
どのような思いがあったのか?人気アーティストの告白によって発生する影響とは?
そんなさまざまな疑問に応える内容を紹介していきます。
そもそもAAAとは?
AAA(トリプル・エー)は、日本の音楽グループです。第47回日本レコード大賞で最優秀新人賞に輝くなど、数々の実績があります。
確かな歌唱力を持った音楽グループとして根強いファンがおり、活動休止している今も多くのファンが再開を求めています。
バラエティ番組やドラマなど多方面に活躍するメンバーが所属しているため、特にファンではないけれどどんなメンバーがいるのかは知っている人が少なくありません。果たして活動再開はあるのか?
今後に注目です。
與真司郎さんってどんな人?
與真司郎さんは歌手・ダンサーとしてだけではなく、ドラマ・映画への出演。また下着をプロデュースするなど、幅広く活躍しているアーティストです。
その歌唱力・ダンス・美しい容姿から女性人気が高く、今後ますますの活躍が期待されます。
長年の不安と戦ってきた
與真司郎さんは自分が同性愛者であることを認められず、長年にわたって葛藤を続けてきました。
自分が同性愛者であることを認めてしまえば、「世の中がアーティストとして認めてくれないんじゃないか・・・」そんな不安を抱えていたとのこと。
多くのファンがいる人気アーティストのため、「今後に影響がするかもしれない」そんな不安を感じるのは自然なことといえるでしょう。
それでも自分自身のため、自分が大切にしている人たちのために同性愛者だと告白することを決意したのです。長年の葛藤の末、彼の中である程度折り合いがついたのかもしれません。
告白の影響によって生まれるメリット・デメリット
與真司郎さんが同性愛を告白したことによって、今後将来に渡りさまざまな影響が発生すると思われます。
メリット
- 同性愛に対する理解が深まる
- 親近感を持つ人が増える
- AAAの人気が高まる
まず考えられるのが、同性愛に対する理解が深まっていくことです。人気アーティストが持つ影響力は大きく、些細な発言であっても大きな力を持ちます。
與真司郎さんが告白したのは、今や多くの人が関心を持っている同性愛に関する内容。同性愛に対する社会の理解が進んでいく可能性は、十分に考えられるでしょう。
同性愛者であることを告白したことによって、與真司郎さんに対し親近感を覚える人たちが増えてくる場合も考えられます。人は自分との共通点がある人に、親近感を覚えるもの。
もしかしたら同性愛者のファンが増えるかもしれませんね
與真司郎さん本人だけではなく、所属音楽グループであるAAAの人気が高まっていくことが予想されるのも良いことだと思います。
デメリット
- 本人やほかのメンバー対するイメージが悪くなる可能性
- ファンのアンチ化
- 将来に制限が生まれる
一方で懸念もあります。與真司郎さん本人や、AAAに対する悪いイメージが生まれる可能性が考えられるからです。
同性愛に良いイメージを持たない人たちからの不評を買ったり、ファン離れが徐々に進んだりするかもしれません。熱狂的なファンがアンチ化(※)することも、警戒する必要があるでしょう。
(アンチ=特定の対象をけなしたり、活動を邪魔したりすること)
また與真司郎さんは俳優活動もしているため、配役に制限がかかることが予想されます。たとえば女性を対象とした恋愛ドラマへの出演は、どうしても難しくなるのではないでしょうか。
一般人が同性愛を告白するにはより勇気が必要
與真司郎さんが同性愛者だと告白したことに心動かされ、自分も告白しようと考える人が中にはいるでしょう。しかし芸能人と一般人とでは事情が異なるため、簡単に決意してしまうのはおすすめしません。
與真司郎さんは芸能人のため、同性愛の告白によってたとえ本人に何らかの不利益が発生したとしても事務所が助けてくれます。
長年積み重ねてきた実績やコネもあり、よほどのことでもなければ大ごとになることはないと考えられます。対して一般人はどうでしょうか。
芸能人に比べ味方になってくれる人が少なく、告白によって不利益が発生したとしてもこれといった保障はありません。
仕事・住む場所・プライベートと、あらゆることへの影響が発生します。
「自分も彼と同じことがしたい」と、安易に決めてしまわずよく考えてから行動するようにしましょう。
芸能人による告白はこれから増えていくと考えられる
社会では同性愛者をはじめ、さまざまな価値観を持った人たちを受け入れていこうといった動きが少しずつ生まれ始めています。
芸能界で活躍する人たちによる同性愛の告白は、今後さらに増えていくことが予想されるでしょう。その結果によって発生するメリット・デメリットを、どのように受け止めていくのか?
私たちの力が問われそうです。