同性愛者が友達を好きになった際には、異性愛者とは異なる悩みを抱えがちです。

「友達が異性愛者だから不安」「これからどうしたら良いのか分からない」

そんな悩みを抱えてしまう人が少なくないでしょう。最終的にどうするかも大切ですが、まずは最初に考えるべきことを知って自分の気持ちと向き合う時間を作ってみませんか。

自分の気持ちと向き合う時間を作れば、向かうべき方向性が見えていきます。ぜひ5つのポイントを参考にしてみてください。

友達を好きになったら考えたい5つのポイント

同性愛者が友達を好きになった際は、まず5つのことについて考えてみましょう。気持ちがもやもやしている状態で行動すると、思わぬトラブルに発展する可能性も。

何を考えれば良いのか分かっていれば、冷静な気持ちを取り戻せます。

恋愛感情か友情かをはっきりさせる

同性愛者が友達を好きになった際に、1番に考えたいのが自分の感情をはっきりさせることです。恋愛感情と友情は似た特徴を持ち、判断するのが難しい場合もあります。

心が落ち着かなかったりさまざまなことを考えたりする時期に、恋愛感情と友情があいまいになってしまうケースも少なくありません。

そのため自分の感情が恋愛感情か友情かを判断するのに、時間と手間をかけることが重要です。

友達は同性愛者?それとも異性愛者?

次に考えたいのが、友達が同性愛者かそれとも異性愛者なのかについてです。友達が同性愛者か異性愛者かによって、状況は大きく変わります。友達が同性愛者の場合は、恋愛につながるチャンスあり。

友達が異性愛者の場合は、恋愛に発展する可能性がどうしても低くなってしまいます。

気持ちを告白するか現状維持か

気持ちを告白するのかそれとも現状維持で満足するのかも、早めに考えておきたい大切なポイントです。気持ちを告白する場合、友達が受け入れてくれる可能性はもちろんあります。

ただ同時にフラれてしまう可能性も考えられ、心に強い傷を負ってしまうかもしれません。現状維持を選択する場合、恋愛感情を隠す必要はありますが今の関係を守れます。

どちらを選択すれば、後悔の無い生き方になるのか?自分の性格や状況に合った選択をするため、よく考えておきましょう。

友達に恋人がいたらどうする?

友達に恋人がいる可能性についても、行動を起こす前に考えておいてください。恋人がいる友達に気持ちを告白する場合、フラれてしまう可能性が高くなります。

友達の中にあなたへの恋愛感情があったとしても、あなたが気持ちを告白すれば恋人同士の関係を壊すことにつながるのです。友達に恋人がいたら告白をあきらめるのか?それとも略奪愛の道を選ぶのか?

今後の人生にかかわる大きな選択です。

告白するタイミングを考える

気持ちを告白する決意をしたなら、告白するタイミングを考えることが重要です。

「仕事や勉強で忙しい」「悩みを抱えている」

そんな状況にある友達に気持ちを告白しても、冷静な対応をしてもらうのは難しいかもしれません。気持ちを告白する際は、友達の心に余裕があるタイミングで挑戦してみましょう。

自分の気持ちだけではなく、友達の気持ちも考えるのが告白成功の鍵です。

恋愛感情それとも友情?見極める方法

友達に対する自分の気持ちが恋愛感情なのか?友情なのかを見極めるための方法があります。恋愛感情を持った人に多い心の動きを知れば、自分の気持ちを客観的に判断できるようになりますよ。

友達がほかの人といるときに嫉妬する?

友達がほかの人といるときに、嫉妬の感情を抱くなら友達に対して恋愛感情を抱いている可能性が考えられるでしょう。

恋愛感情は「自分にだけ優しくしてほしい」「独占したい」といった、ある意味エゴとも言える感情が強く働きます。そのため恋愛感情を抱いている相手がほかの人といると、嫉妬の感情を抱く人が少なくありません。

対して友情は信頼と信用で成り立つもっとシンプルな感情で、相手を所有したいといった感情までは生まれないのが一般的です。

「友達がほかの人といるときに、どんな気持ちになったのか?」をぜひ思い出してみてください。

友達のことを考える時間が長い?

友達のことを考える時間の長さも、自分の気持ちが恋愛感情か友情か判断する際のポイントになります。恋愛感情は強い執着を含んだ感情でもあるので、自然と相手のことを考える時間が長くなるもの。

友達の顔や言葉をちょっと思い出すだけではなく、1日中考えてしまった経験がありませんか。頭から離れないほどに友達のことを考えてしまうなら、友達に対して恋愛感情を抱いている可能性が高いです。

スキンシップをしたくなる?

友達に対して「手をつなぐ」「抱きしめる」といった、スキンシップをしたい気持ちになった経験がありませんか。友情を抱いている相手でも、触りたくなることはあります。

ただ恋愛感情の場合はもっと強い欲求。たとえば相手を独占したいから触りたいといった、執着に近い感情が生まれます。

【まとめ】友達を好きになっても自分を責めないで

友達と思っていた相手を好きになるのは、珍しいことではありません。お悩み相談サイトを見てみると、「友情が恋愛感情に変わった」「友達を好きになって困っている」そんな質問が多く見つかります。

恋愛も友情も広い意味では愛です。友達を好きになったからと言って、罪悪感を抱いたりストレスを感じたりしなくても大丈夫。

大切なのは、自分の気持ちや今の状況を冷静に判断することです。自分だけで悩まず、同性愛者の知人・SNS・各相談窓口を利用しさまざまな人の意見を聞いてみましょう。